チケット販売大手ぴあと、エイベックスは13日、それぞれ2021年3月期連結決算を発表した。ぴあは純損益が過去最大の赤字に転落し、エイベックスも1999年の東証1部上場以来初の営業赤字に陥った。新型コロナウイルス感染拡大でイベントの中止や人数制限などを強いられており、エンターテインメント業界の苦境が色濃く反映された。
 ぴあは10年3月期以来11年ぶりの赤字。チケット販売による収入が激減した。昨年9月ごろから回復基調に転じたが、その後の緊急事態宣言の再発令で事業環境が悪化し、売上高は半減。純損益は66億円の赤字(前期は1億円の黒字)となった。
 ぴあは同日、三菱地所との業務資本提携の合意も発表。ぴあによる第三者割当増資を三菱地所が引き受け、出資比率は4.44%と大株主となる。両社が保有する施設の集客力向上や、イベント企画の強化に協力して取り組む。21年度中にも両社で新会社を設立する。
 エイベックスは、ライブやイベントの自粛で主力の音楽事業の売り上げが半減し、営業損益は62億円の赤字(同40億円の黒字)となった。ただ、本社ビルの売却益を含む特別利益を316億円計上し、純損益は黒字を確保した。 (C)時事通信社