第一生命ホールディングス(HD)=2021年3月期連結決算は、保険料等収入が前期比3.2%減の4兆7303億円、本業のもうけを示す基礎利益は14.1%増の6232億1700万円だった。外貨建て保険販売が低迷したものの、市場環境の改善で資産運用収益が44・9%増と好調で、増益を確保した。 
 瓜生宗大常務執行役員はオンライン記者会見で「国内外で金融環境が好転したことが(増益の)要因。市場リスク削減の取り組みがよく進んだ決算だった」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大による上期の営業活動自粛が響き、国内の新契約年換算保険料は31.4%減。ただ、非対面ツールなどの活用により、下期に限ると、前年同期比で8.6%減にとどめた。
 22年3月期決算は、資産運用収益の減少などを織り込み、減収減益を想定する。基礎利益は5000億円程度を見込む。一方、新たな株主還元方針に基づき、一株当たりの配当金は年77円とし、15円の増配を予想している。(C)時事通信社