じもとホールディングス(HD)傘下のきらやか銀行(山形市)の粟野学頭取(65)は14日の決算記者会見で辞任を表明した。2021年3月期の同行業績が過去最大の赤字となり、「責任を明確にする」と述べた。6月24日付で代表権のない会長に退き、兼務するじもとHD社長も辞める。
 頭取には川越浩司取締役(57)が、じもとHD社長には仙台銀行頭取でもある鈴木隆会長(67)がそれぞれ就く。粟野氏は08年4月から頭取を務めていた。
 14日に記者会見した粟野頭取は「有価証券の運用がうまくいかず大きな赤字になってしまった。多くの人に迷惑をかけた」と陳謝した。きらやか銀の21年3月期純損益は48億円の赤字(前期は11億円の黒字)。新型コロナウイルスの感染拡大による取引先の業績悪化を踏まえ、貸倒引当金を積み増したことも響いた。 (C)時事通信社