【ニューヨーク時事】米国で12~15歳の新型コロナウイルスワクチン接種が始まった。中高生に当たるこの年齢層に対象が広がることで、学校の授業や課外活動正常化への期待が高まっている。
 米食品医薬品局(FDA)は10日、16歳以上が対象だった米製薬大手ファイザーのワクチンについて、12~15歳に使用を広げることを認めた。米疾病対策センター(CDC)は「子どもの大半はコロナに感染しても軽症か無症状で済むが、一部は重症化する恐れがある」として、ワクチン接種の重要性を呼び掛けた。
 米当局は、新学年が始まる9月までに接種を加速させ、学校の早期正常化を目指す考え。政府機関による調査では、3月時点で対面授業を完全再開した学校は54%にとどまった。専門家は学校の閉鎖が教育機会の喪失や、子どものストレスにつながっていると指摘。また、子どもが家にいることで主に母親が働きに出られなくなり、「女性の労働参加率の低下を招く」(米エコノミスト)との声も出ている。 (C)時事通信社