国が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種の予約が架空の市区町村コードや接種券番号で可能となっている問題を受け、岸信夫防衛相は18日の記者会見で、予約システムを一部改修すると明らかにした。また、加藤勝信官房長官は会見で、虚偽予約に対して「悪質なケースは法的措置を取ることも排除しない」と表明した。
 自衛隊が東京と大阪で設置、運営する大規模接種センターの予約は17日に始まった。自治体から住民に届く接種券に記載された番号や生年月日、市区町村コードを専用サイトで入力する必要があるが、実在しない情報を使っても除外されない。ただ、実際に接種を受けるには接種券が必要だ。
 岸氏は「真正な情報であることを確認できるように、対応可能な範囲で改修する」と説明。市区町村のシステムと連結させる大規模改修は「考えていない」と述べた。虚偽予約をしないよう訴えるとともに、取材のため架空情報で予約した報道機関に抗議する意向も示した。
 これに関し、立憲民主党の安住淳国対委員長は18日、国会内で記者団に「政府側の人災だ。ワクチン接種を妨げているのは菅内閣ではないか」と批判した。 (C)時事通信社