皮膚病などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した製薬会社の小林化工(福井県あわら市)が、医薬品の原料に使うアルコール(エタノール)量などを記した使用報告書に事実と異なる記載をしていた可能性のあることが18日、分かった。同社や近畿経済産業局が明らかにした。
 アルコール事業法はアルコールの製造や輸入、販売、使用について経済産業省の許可を受けなければならないと定めている。小林化工は医薬品の原料などにアルコールを使うため、2001年に使用許可を取得。年1回、製品ごとに使ったアルコールの量などを近畿経産局に報告する義務がある。
 近畿経産局は18日、同社から19年度分の報告内容が誤っていた疑いがあり、社内で調査していると連絡を受けた。今後、立ち入り調査も検討する。
 小林化工は「(報告書に)異なる記載をしていた」と認めた上で、「社内で詳しく調査し、適切に報告する」としている。 (C)時事通信社