岸信夫防衛相は18日の記者会見で、国が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種の予約システムを一部改修すると表明した。虚偽情報による予約を防ぐのが目的。防衛省はシステム上の不備を事前に把握していたが、24日の接種スタートを優先し、改修を見送っていた。
 自衛隊が東京と大阪で設置・運営する大規模接種センターの予約は17日に始まった。専用サイトにアクセスし、自治体から届く接種券に記載された番号や生年月日、市区町村コードを入力する。その際、実在しない情報で予約できることが分かった。ただ、会場では接種券などで本人確認するため、虚偽予約で接種はできない。
 防衛省はこうした不備を事前に知っていたが、「7月末までの高齢者接種完了」が至上命令となる中、動作チェックなどに時間をかけられないことから改修を見送ったという。同省幹部は「限られた時間の中での最適解だった」と説明した。 (C)時事通信社