大阪市を中心に地下鉄を運行する大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)が20日発表した2021年3月期連結決算は、純損益が43億円の赤字(前期は271億円の黒字)に転落した。赤字は18年の民営化後初めて。新型コロナウイルスの感染拡大で、鉄道利用者が3割弱減少したことが響いた。
 売上高に相当する営業収益は、前期比27.3%減の1338億円。営業損益、経常損益とも初の赤字だった。事業別の営業収益は、鉄道事業が28.8%減。地下街休業に伴うテナント賃料収入の減少で、流通事業も20.2%落ち込んだ。
 業績悪化を受け、株主である大阪市への配当は見送る方針。 (C)時事通信社