米モデルナ製と英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、田村憲久厚生労働相は21日、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づき、正式に薬事承認した。モデルナ製の対象は18歳以上。アストラ製は接種後、ごくまれに血栓が生じる事例が報告されており、承認後も当面、接種は見送られる。
 厚労省は同日午前の専門部会でこうした方針を決めた。専門部会は、血栓症の症状や治療法を医療従事者などに広く周知する必要があると判断。アストラ製は海外でも年齢制限や接種停止などの措置を講じる国が相次いでおり、諸外国の動向も踏まえながら引き続き議論していくとした。
 モデルナ製については、ファイザー製と同様に予防接種法上の「臨時接種」と位置付けることとした。防衛省が24日から東京都と大阪府で設置する大規模接種会場などで使われる。 (C)時事通信社