独立行政法人の酒類総合研究所は21日、日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」の審査結果を発表した。特に優れていると評価される金賞は福島県が17銘柄で長野県と並んで最多となり、新型コロナウイルスの影響で審査が中止となった昨年を挟み、史上初の8回連続日本一を達成した。長野県は2002年以来の日本一。
 鑑評会は20酒造年度(20年7月~21年6月)が対象で、全国から出品された821銘柄のうち、207銘柄が金賞に選ばれた。9回目の金賞となった金水晶酒造店(福島市)の斎藤湧生専務は「コロナ禍で売り上げが減り先を見通せない中で、一筋の希望になった」と喜びを語った。
 福島県庁では記念式典が開かれ、内堀雅雄知事は「(東日本大震災からの)復興や風評被害の払拭(ふっしょく)のトップランナーとして勇気を与えてくれた」と称賛、流通促進に力を入れる考えを示した。 (C)時事通信社