自衛隊が東京と大阪で運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターで24日から実際の接種が始まるのを前に、それぞれの会場で21日、リハーサルが行われた。
 東京の会場となる大手町合同庁舎3号館(千代田区)では自衛隊の医官や看護官、民間の看護師ら計900人が参加。高齢者役の200人が建物前のプレハブで受け付けを済ませて会場に入り、接種を受けてから接種済み証を渡されて帰るまでの一連の手順を確認した。水口靖規センター長は「隊員は士気が高く、皆さんが安心して(接種を)受けられる準備が整っている」と強調した。
 大阪府立国際会議場(大阪市北区)でも約350人が参加し、同様の手順を確認した。取材に応じた看護官の蓑手博恵3等陸佐は「何度も話し合いと練習を重ねてきた。安全に接種を進めるため、十分な検証ができた」と話した。
 両会場では21日に承認されたばかりの米モデルナ製ワクチンが使われる予定。24~30日は東京23区と大阪市の高齢者が接種対象で、31日~6月6日には東京都と大阪府の全域に、同7日以降は埼玉、千葉、神奈川、京都、兵庫の各府県に拡大する。東京では1日当たり最大1万人、大阪では同5000人に接種を行う方針。
 東京の会場には岸信夫防衛相が視察に訪れ、「比較的スムーズにいっている。問題が起きてもきちんと対応できる態勢が取れているのではないか」と述べた。 (C)時事通信社