国立感染症研究所は22日までに、新型コロナウイルス感染症患者が使ったシーツや枕カバーなどのリネン類について、家庭用洗濯機で通常通りに洗えば感染リスクは低くなるとの見解を公表した。宿泊療養施設などでは感染への懸念から、使用後に廃棄するケースもあるとされるが、同研究所は「洗濯すれば廃棄する必要はない」としている。
 同研究所などは、宿泊療養施設6人、病院7人の男女計13人の新型コロナ患者が使ったリネン類を調査。うち8人のシーツや枕カバー、バスタオルなどからウイルスが検出された。入院または発症から少なくとも5日目までは、感染性があるウイルスがリネン類に付着している可能性があることも分かった。
 ただ、リネン類を水洗いしたり、洗剤で洗ったりした後のすすぎ液を調べた結果、ウイルスは検出されないか、少量にとどまったという。感染研は「家庭用洗濯機で標準的な時間洗えば、患者が使ったリネン類の再利用による感染リスクは低い」と分析している。 (C)時事通信社