自衛隊が運営する東京と大阪の大規模接種センターで、新型コロナウイルスワクチンの接種が24日から始まる。政府は65歳以上の高齢者への接種を7月末までに完了させる目標を掲げており、「最後のとりで」と位置付ける自衛隊を活用して、人口が集中する都市部での接種を後押ししたい考えだ。1日最大1万5000人の接種を目指す。
 東京は大手町合同庁舎3号館(千代田区)、大阪は府立国際会議場(大阪市北区)が会場となり、午前8時から午後8時まで土日も含めて毎日実施する。期間は当面、8月24日までの3カ月間。接種には予約が必要で、防衛省のホームページか通信アプリ「LINE」の公式アカウントから専用サイトにアクセスして手続きをする。
 接種の対象は自治体から届いた接種券を持ち、まだ1回もワクチンを打っていない65歳以上の高齢者。ワクチンは21日に正式承認されたばかりの米モデルナ製を使う。自衛隊の医官や看護官、民間の看護師が担い手となる。
 対象地域は1週間単位で拡大し、24~30日は東京23区と大阪市のみだが、31日からは東京都と大阪府全域、6月7日からは埼玉、千葉、神奈川、京都、兵庫の各府県が加わる。予約はそれぞれ1週間前から可能で、24~30日分は既に埋まっている。
 電話相談窓口は東京が0570(056)730、大阪が0570(080)770で、いずれも午前7時から午後9時まで。接種の予約は受け付けていない。 (C)時事通信社