後発医薬品を主力とする長生堂製薬(徳島市)は24日、経年変化で31品目に薬効不足の可能性があると発表した。健康被害の報告はなく、服用しても問題ないが、同社は自主回収や報告など必要な対応を怠っており、徳島県が今後、工場などを立ち入り検査する。
 同社によると、自社製造の15品目と受託製造16品目の成分が規格を下回っていた。定期的な検査で判明していたが、県は少なくとも複数年、薬効不足の可能性を放置していたとみている。
 同社は自社製のうち胃薬「アズクレニンS配合顆粒(かりゅう)」など8品目約9万8000箱を自主回収し、未出荷の7品目は在庫を破棄する。委託元には情報提供した。
 オンラインで記者会見した原田秀昭社長は「信頼を大きく揺るがし、誠に申し訳ない。再発防止に向け原因を究明する」と謝罪した。 (C)時事通信社