【ワシントン時事】米連邦航空局(FAA)は24日、民間機の旅客による「規則違反および危険な振る舞い」に関する報告が、今年に入って約2500件も寄せられたと発表した。うち約1900件は、機中でのマスク着用義務違反によるものといい、新型コロナウイルスの感染防止策をめぐって、米社会の反発や混乱が生じたことを示した。
 FAAは声明で、悪質な規則違反行為に及んだ乗客に制裁金を科した事例5件も公表。「飛行中に騒ぎを起こしたり、連邦法やFAAの規則に反し乗務員の指示に従わなかったりした乗客には、『ゼロトレランス(不寛容)』政策を厳格に実行する」と強調した。
 このうち1月、マスクを着用していないことを注意した客室乗務員を突き飛ばした乗客には、1万5000ドル(約160万円)の制裁金が科された。2月にファーストクラスの備品を無断で持ち出し、戻そうとした客室乗務員に暴力を振るった乗客も1万5000ドルを科された。 (C)時事通信社