文部科学省は25日、新型コロナウイルス禍での学生生活について、大学生らに初めて行ったアンケート調査の結果を公表した。オンライン授業の満足度では、「満足」が56.9%で「満足していない」の20.6%を大きく上回った。
 調査は3月、無作為に抽出した国公私立大学、短大、高専に通う3000人を対象に実施。文科省が作成したウェブサイト上に学生が回答する方式で、1744人から有効回答を得た。
 昨年度に受けたオンライン授業について「満足」が13.8%、「ある程度満足」が43.1%だった一方、「満足していない」が5.7%、「あまり満足していない」が14.9%だった。学年別でもほぼ同じ傾向で、授業の大半がオンラインだったという学生は6割近くに上った。
 良かった理由として「自分の選んだ場所で授業を受けられる」「自分のペースで学習できた」などが挙がった。一方、「友人と一緒に受けられず寂しい」「リポートの課題が多い」「相互のやりとりの機会がない」といった不満も多かった。
 文科省はこれまで、オンラインだけでなく対面授業も実施するよう大学側に求めてきた。担当者は「大学生活全体の満足度を聞いたわけではない。大学に通えず学びが得られないという学生の声とは矛盾しない」と話し、従来の方針に変わりはないとしている。 (C)時事通信社