東京五輪・パラリンピックの湾岸エリアの会場から傷病人を海上搬送する救急艇の訓練が26日、東京・豊洲で行われた。訓練は有明テニスの森で複数人が熱中症になったと想定。消防から連絡を受けた救急艇が患者を乗せ、受け入れ先の昭和大江東豊洲病院近くの桟橋まで運んだ。
 救急艇は医療関係者らでつくる公益社団法人「モバイル・ホスピタル・インターナショナル(MHI)」が所有。10人乗りの小型船で、交通渋滞で陸上の救急搬送が遅れそうな場合に出動するという。
 MHIは東京消防庁や都内の医療機関などの協力を得て、東京五輪・パラリンピック期間中に医師30人、救急救命士15人を確保。救急艇には医師と救急救命士1人ずつが乗り込んで処置を行う。
 MHIの砂田向壱代表理事は「東京都には河川がたくさんあり、小型船は優位に立てる。今後の行政の計画にも生かしていただきたい」と語った。 (C)時事通信社