「会社へは 来るなと上司 行けと妻」が1位。第一生命保険は27日、今年のサラリーマン川柳(サラ川)の人気ベスト10を発表した。新型コロナウイルス対策で在宅勤務を指示する上司と、在宅されては迷惑と出勤を命じる妻との間で板挟みになる夫の悲哀を詠んだ句がトップとなった。
 コロナ禍に関連した作品が目立ったのが今年の特徴。2位は、コロナ対策で政府が配った特別定額給付金を扱った「十万円 見る事もなく 妻のもの」。3位には、コロナ禍で働き方の新しい日常に加わったオンライン会議がテーマの「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」がランクインした。
 4位は「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」。人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公が必殺技を繰り出す際の「全集中」の呼吸をモチーフに、妻の機嫌をうかがう夫の心構えをユーモアたっぷりに詠んだ。
 6位は「我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)」。通信の高速大容量規格「5G」にかけ、若手のいない職場の様子を表現した句で、世代を超えて人気を集めた。
 毎年恒例のサラ川は34回目。昨年秋に全国から寄せられた6万2542句から、第一生命が優秀作品100句を今年1月に発表。3月にかけてホームページなどで人気投票を実施した。

 ◇サラリーマン川柳ベスト10
 1 会社へは 来るなと上司 行けと妻
 2 十万円 見る事もなく 妻のもの
 3 リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”
 4 嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!
 5 じいちゃんに J.Y.Parkの 場所聞かれ
 6 我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)
 7 お父さん マスクも会話も よくずれる
 8 YOASOBIが 大好きと言い 父あせる
 9 お若いと 言われマスクを 外せない
10 抱き上げた 孫が一言 密ですよ
 ー以上ー。 (C)時事通信社