静岡県藤枝市はこのほど、茶葉を摘み取る「摘み子」を市内の玉露農家に派遣した。市の特産品である朝比奈玉露の摘み手不足解消が狙い。摘み子は全国から募集しているが、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、今回は県内在住者36人に限定し、5軒の農家で茶摘みを手伝った。
 市は2019年度、摘み子の派遣元となる「藤枝摘み子バンク」を開設した。実際に農家に派遣したのは今回が初めて。
 摘み子の派遣を受けた「宮崎園」の宮崎久仁代さん(68)は「本当に助かった。来年もぜひお願いしたい」と笑顔を見せた。
 市の担当者は「摘み子バンクでの経験をきっかけに朝比奈玉露に興味を持ってもらい、農家が抱える後継者不足の課題解決にもつなげていきたい」としている。 (C)時事通信社