【シドニー時事】オーストラリア南東部ビクトリア州は27日、州都メルボルンで新型コロナウイルスの感染が急拡大しているとして、同日深夜から7日間の予定で外出制限措置を実施すると発表した。豪州は感染抑止に成功してきたが、ワクチン接種が遅れている。南半球の冬本番を前に感染拡大の脅威が広がってきた。
 外出制限は6月3日まで。外出できるのは、生活に必要不可欠な仕事や食料品の買い出し、運動時などに限られる。州は昨年半ばに感染第2波に見舞われ、長期にわたり外出制限を実施した。
 州では最近、インド変異株が急速に拡大。27日には新たに12人の感染者が確認され、感染者は26人となった。感染者の一部は、多数の観客が詰め掛けたスタジアムでスポーツを観戦したため、感染拡大の懸念が高まっている。メルリノ州首相代理は「連邦政府のワクチン計画が効果的に実施されていれば、このような状況にならなかったかもしれない」と接種の遅れを批判した。 (C)時事通信社