政府は27日、第2次大戦中に旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の未回収分の大半について、中国側と合意した処理目標の「2022年中」から一定程度遅れるとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う渡航制限で、処理に携わる日本側関係者を一時帰国させたためとしている。
 政府は化学兵器禁止条約に基づき、00年に中国で発掘と回収を開始。12年に処理期間を22年まで延長していた。21年4月現在、中国国内で約5万8000発を処理。30万~40万発程度が未回収とされ、このうち多くを占める地域への渡航が最近まで困難となっていた。 (C)時事通信社