萩生田光一文部科学相は28日の閣議後会見で、全国の大学を対象とした調査の結果、350校497キャンパスが、新型コロナウイルスのワクチン接種会場として新たに学内施設の使用が可能と回答したと発表した。当面は65歳以上の高齢者向け接種に活用する方向だ。
 萩生田氏は「大学施設のワクチン接種への活用が進められるよう取り組んでいきたい」と強調。65歳以上の高齢者接種が進んだ場合、会場を提供した大学に所属する教職員や学生らを接種対象に加えることも検討する考えを示した。
 ワクチン接種の人手や会場の確保が課題となっていることを受け、文科省は全国の大学に対し、自治体からの協力要請の有無や、所属する医師ら医療スタッフの提供の可能性などに関する緊急調査を実施した。
 その結果、26日時点で69大学85キャンパスが自治体から協力要請を受けているか、既に会場を提供していると回答。ワクチン接種に当たる医療スタッフを自治体に「派遣している」「今後派遣予定」と答えたの47大学だった。
 文科省は今後、会場運営の方法や接種者の情報管理などについて関係省庁と検討を進める方針。 (C)時事通信社