【ベルリン時事】オンラインで開かれた世界保健機関(WHO)の年次総会は31日に閉幕した。新型コロナウイルス対応に不備があった教訓から、WHOの機能を強化する決議を採択。一方で、次のパンデミック(世界的大流行)に備え、欧州連合(EU)が主導して提案したワクチン供給などでの協調を求める国際条約については、11月に総会を再度開催し本格的に議論することで一致した。
 条約をめぐっては、法的拘束力の発生を警戒する米国などが慎重姿勢を示していたため、事実上先送りされたもようだ。米国のハリス副大統領は5月21日、条約について「趣旨は理解するが、土台を固めるのが先だ」と、その他に優先すべき課題があるとの認識を示していた。 (C)時事通信社