2020年1月~今年5月のがんに関する電話相談のうち、約13%が新型コロナウイルス関連だったことが1日、日本対がん協会(東京都中央区)の調査で分かった。重症化への不安や家族と面会できないなどの訴えが目立った。
 協会は患者や家族支援の一環として、看護師らによる無料の電話相談窓口を設置。直近の10年間は、毎年度1万件前後の相談が寄せられた。20年度は新型コロナの影響で体制を縮小したため、前年度比約37%減の6964件だった。
 国内で感染者が初確認された直後の20年1月20日~今年5月25日の相談を見ると、コロナ関連が1329件(12.9%)で、月別の最多は20年4月の191件だった。相談はコロナへの感染・重症化の不安に加え、病院の感染対策で家族と面会できないことなどが目立った。手術・検査の延期についての訴えもあった。
 ワクチンの相談は、接種が始まった今年2月以降多くなり、5月には急増。「接種した方がいいのか」「がん治療への影響はないか」などが多かった。
 協会の担当者は「コロナの感染拡大により、孤独感を訴える人が多い。不安なことがあったら遠慮なく電話して」と話している。 (C)時事通信社