【サンパウロ時事】ブラジル・サンパウロ州立ブタンタン研究所は5月31日、同州内陸部の小都市セハナ(人口約4万5000人)で成人のほぼ全員に新型コロナウイルスワクチンを接種したところ、発症が80%減少したとの実験結果を公表した。接種率が70~75%に達した時点で、接種をまだ終えていない市民の間でも減少が見られたという。
 セハナでは市を4ブロックに分け、2月17日から4月にかけて成人に対して順繰りに中国製ワクチン「コロナバック」の接種を実施。95%に当たる2万7000人に2度の接種を終えた結果、接種前と比べて発症は80%、入院は86%、死亡は95%それぞれ減ったという。セハナでは毎日約1万人が近隣の大都市リベイランプレトに通勤しているが、リベイランプレトでは他の地域同様、感染が急増していた。 (C)時事通信社