【ハノイ時事】4月下旬以降に流行が再燃した新型コロナウイルスへの対応に追われるベトナム政府が1日、前日に示した国際線の運航停止を求める通告を取り消した。航空各社の運航を管理するベトナム民間航空局は、方針変更の理由を明らかにしていない。
 民間航空局は5月31日、航空各社などに文書を送付。新型コロナの流行を踏まえ、6月1日から7日まで、ハノイ・ノイバイ国際空港に外国からの旅客便乗り入れを認めない方針を通告した。5月27日に受け入れを停止したホーチミン市のタンソンニャット国際空港では、6月4日までの停止期限を14日まで延長するよう求めた。
 ところが、1日には一転して、航空各社などに前日の通告を取り消す方針を伝達。ノイバイ空港でこれまで通り、特別便による国際旅客便の運航を認め、タンソンニャット空港は4日までの期限を待たずに運航を再開できるとの判断を示した。
 ベトナム政府の対応で右往左往させられたのは、航空会社など。新型コロナの感染防止策で不自由を強いられつつも、日本と往来するビジネスマンからは、「本当によく分からない。とても混乱する」などと不満の声が上がった。 (C)時事通信社