東京五輪・パラリンピック開催判断に関する菅義偉首相の4日付の書面回答全文は以下の通り。5月28日の記者会見で質問の機会が与えられなかった報道機関が開催の目的や科学的根拠を書面で質問した。
 まずは、現在の感染拡大を抑えるために、全力を挙げてまいります。
 選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、世界から選手が安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていきます。これが開催の前提と考えており、そうしたことが実現できるように、対策を講じていきます。
 五輪・パラリンピックは世界最大の平和の祭典であり、国際的な相互理解や友好関係を増進させるものです。安全、安心な大会を実現することにより、希望と勇気を世界中にお届けできるものと考えています。
 これまで開催した四つのテストイベントにおいては、外国からの選手・大会関係者が参加し、東京大会本番を想定して、宿泊先・行動先や移動手段を限定し、一般の国民と交わらないようにするなど万全の感染防止対策を図った上で、実施しました。
 それらから得られた知見をしっかり生かしながら、東京大会の開催に当たっては、具体的な対策として、来日する大会関係者の人数を絞り込み、選手や大会関係者にワクチン接種を行い、大会関係者の行動を管理して、一般の国民との接触を防止することとしており、今後、準備を進めてまいります。 (C)時事通信社