金融庁は4日、地方銀行、第二地方銀行に埼玉りそな銀行を加えた計101行の2021年3月期決算(単体)の概要を公表した。純利益の合計額は前期比2.6%増の7082億円と5年ぶりの増益だった。新型コロナウイルス禍を受けた世界的な景気刺激策による株価上昇で、保有株式の売却益などが収益を押し上げた。
 本業のもうけを示す実質業務純益は3.3%減の1兆2330億円と3年ぶりの減益となった。新型コロナで打撃を受けた中小企業向けの資金繰り支援に注力した結果、貸し出しなどから得る資金利益は13年ぶりに改善。経費削減も進めたが、国債などの売却損益の悪化が響いた。 (C)時事通信社