【ワシントン時事】イエレン米財務長官は5日、ロンドンで開かれた先進7カ国(G7)財務相会議後の記者会見で、上昇が目立っている米国のインフレ率について「年内は最大3%前後に達する可能性がある」と語った。「長続きすると思わないが(動向を)注視し、問題になれば対処する」と話した。
 イエレン氏は、新型コロナウイルス危機後の経済再開に伴う需要の急拡大などがインフレ率上昇の背景だと指摘。影響は一時的とみていると説明した。
 市場では、米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策の早期縮小に動くと警戒する向きもある。しかしイエレン氏は、コロナ危機で大勢の失業者が復職できず、「労働市場には大きな緩みが残ったままだ」と強調した。 (C)時事通信社