菅義偉首相(自民党総裁)と野党党首による党首討論が9日、衆参両院の国家基本政策委員会合同審査会で行われる。東京五輪・パラリンピック開催の可否や政府の新型コロナウイルス対応をめぐり、激しい論戦が展開される見通し。立憲民主党は今国会のヤマ場と位置付け、討論を見極めて内閣不信任決議案提出の是非を判断する方針だ。
 党首討論は2年ぶりで、菅政権では初めて。7月の東京都議選や秋までにある衆院選をにらんだ党首対決となる。立憲の枝野幸男代表が最初の30分間、首相と議論を交わす。日本維新の会の片山虎之助共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の志位和夫委員長の持ち時間はそれぞれ5分となる。
 枝野氏は5月の衆院予算委で首相と対峙(たいじ)した際、五輪・パラリンピックの中止・延期を要求しており、9日も首相の見解をただす。感染対策と経済再開の両立を目指す「ウィズコロナ」路線から、立憲が掲げる感染対策優先の「ゼロコロナ」路線への転換を訴える。16日までの今国会会期の延長も求める見通しだ。 (C)時事通信社