【バンコク時事】中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が7日に重慶で開いた外相会議の共同議長声明が8日、発表された。ASEANの一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海の紛争防止のための「行動規範」に関し、成文化に向けた交渉を促進する方針を確認した。
 中国とASEANは今年末までの妥結を目指し、行動規範の策定作業を進めている。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で対面式の会議が開けず、交渉は遅れている。声明は、コロナ禍でもビデオ会議は行われ「交渉の勢いは保たれている」と強調し、早期妥結を目標に掲げた。
 新型コロナ関連では、ASEANが中国によるワクチンや医療品の供給、技術支援に謝意を表明。安全かつ効果的で価格を抑えたワクチンが公平に行き渡るよう生産、流通を加速させると明記した。 (C)時事通信社