【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は10日、ブリュッセルで記者会見し、中国で最初に感染者が確認された新型コロナウイルスの発生起源に関し「調査員は起源を見つけるために必要なものには何にでもアクセスする必要がある」と語り、制約のない徹底調査の必要性を訴えた。
 起源をめぐってはバイデン米大統領が先月、結論を出すには情報が不十分だとして米情報機関に追加調査を指示。中国側が否定する武漢ウイルス研究所からの流出説も再燃している。
 フォンデアライエン氏は「正しい教訓を得るには、どこから来たのか知らなければならない」と強調。共同で会見したミシェルEU大統領も「真実を知るためのあらゆる努力を支持する」と表明した。
 世界保健機関(WHO)は3月、中国で行った調査の報告書で動物由来説が最有力と発表した。ただ、欧米や日本は「データや検体へのアクセスが欠如していた」と懸念を表明している。 (C)時事通信社