【コーンウォール時事】先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席のため訪英中の国連のグテレス事務総長は11日、オンラインで記者会見し、G7が来年末までに新型コロナウイルスのワクチン最低10億回分を世界に供与することで合意する見通しとなったことについて、「大いに歓迎するが、明らかにそれ以上が必要だ」と述べた。
 グテレス氏は、新型コロナ収束には世界規模のワクチン接種計画の策定と実行が必要だと強調。「さもなくば、多くの途上国でウイルスが野火のように広がり、ワクチンが効かない変異株が出現するリスクがある」と警告した。
 ワクチン特許の一時放棄については、「知識を共有する必要があることは明白だ」と述べ、支持する考えを示した。ただし、ワクチン増産にはそれだけでは不十分であり、「技術移転や技術支援がしっかりと行われるようにする必要があり、政府と製薬業界の強固な協力が要る」と指摘した。 (C)時事通信社