【コーンウォール時事】英南西部コーンウォールで開催中の先進7カ国首脳会議(G7サミット)は12日夕(日本時間13日未明)、保健を議題に討議を行った。G7首脳からは、新型コロナウイルスの発生起源をめぐり、世界保健機関(WHO)による追加調査を求める声が相次いだ。最初の感染者が出た中国は起源に関する調査に非協力的で、G7と中国の対立が一段と激化しそうだ。
 G7首脳はまた、感染症危機を二度と繰り返さないために「あらゆる手段を講じる」と明記した「カービスベイ宣言」に署名。宣言にはワクチンの開発期間を100日以内に短縮することなどが盛り込まれた。議長を務めるジョンソン英首相はツイッターで「われわれ全員にとっての誇りであり、歴史的な瞬間だ」と述べた。
 新型コロナの起源をめぐっては、バイデン米大統領が中国・武漢の研究所からウイルスが流出した可能性も含めて追加調査を情報機関に指示。欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長も徹底調査を訴えている。日本政府によると、菅義偉首相も歩調を合わせ、さらなる調査を求めた。
 討議には韓国、インドなど招待国の首脳やWHOのテドロス事務局長も参加。WHOは今年3月の報告書で研究所流出説について「極めて可能性が低い」としていたが、テドロス氏は12日の記者会見で「本当の起源を知るために、第2段階の調査を進める必要がある」と語った。 (C)時事通信社