【コーンウォール時事】13日閉幕した英南西部コーンウォールでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)では、参加国をはじめとする各国メディアが取材で多数現地に押し寄せた。日本政府の最重要課題の一つである東京五輪開催について記者らにインタビューを試みると、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、安全を最優先すべきだという声が上がった。
 港町ファルマスに置かれた報道機関の拠点、国際メディアセンター。中で仕事をしていた英BBC放送の記者ジョニー・オシェさんは「(規制緩和後)欧州ではトップレベルスポーツは支障なく開催されている。五輪も(予定通り)実施されるのではないか」と予想。「日本の当局は開催へできる限りのことをすべきだが、(感染を広げず)住民の安全(を守ること)が第一だ」とも述べた。
 仏ラジオ局の記者(35)は、五輪取材で7月に東京入りの予定。ワクチン接種済みで、自身の感染は「心配していない」。「(五輪開催による)感染拡大を懸念する日本人の気持ちは理解できる」と話し、「政府が実施を決めたなら(現地に行く)報道関係者や選手はルールを尊重し、日本の人たちを不安にさせないようにすべきだ」と強調した。
 一方、取材を申し込んだ他の数人の記者たちは、新型コロナ対応など他の重要課題の取材の方に力を入れていると主張。それぞれ「(G7取材で)五輪には注意を払ってこなかった」(米国人)「関心がないからコメントできない」(英国人)と述べるにとどまった。 (C)時事通信社