英国公衆衛生庁(PHE)は昨日(6月14日)、ファイザー製およびアストラゼネカ製新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの2回接種によるインド型変異(デルタ)株に対する入院抑制効果が、それぞれ96%、92%に上ることを発表した。

入院抑制効果は英国型変異株を上回る

 PHEは、今年(2021年)4月12日~6月4日の同国におけるSARS-CoV-2デルタ株感染者1万4,019例(入院166例)のデータを解析し、両ワクチンの2回接種によるデルタ株の入院抑制効果を評価した。入院抑制効果は「1-〔有症状のオッズ比×入院のハザード比」により算出した。

 その結果、ワクチン未接種者に対するファイザー製ワクチン2回接種後の入院抑制効果は96%(95%CI 86~99%)、アストラゼネカ製ワクチンでは92%(同75~97%)だった。

 この成績は、英国型変異(アルファ)株に対する両ワクチンの入院抑制効果〔ファイザー製95%(95%CI 78~99%)、アストラゼネカ製86%(同53~96%)〕を上回っていた。

 現在、両ワクチンの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)死亡抑制効果についても解析が進められているという。

 PHEによると、同国のSARS-CoV-2ワクチン接種プログラムは、5月30日までにCOVID-19に関連する約4万2,000例の入院と約1万4,000例の死亡を抑制しているという。

(渕本 稔)