上場企業の6月株主総会が、16日のトヨタ自動車やかんぽ生命保険の開催で本格化する。ピークは29日となる見通しで、企業統治や価値向上の取り組みをめぐり、経営陣と株主による活発なやりとりが見込まれる。
 東証によると、6月には2300社が株主総会を予定し、29日に全体の約27%、25日に約25%がそれぞれ開く。
 最も注目を集めるのは25日の東芝だ。同社は昨年の総会が公正に行われていなかったと外部弁護士の調査報告書で指摘され、取締役選任議案を変更し、社外取締役2人が同日付で退任する異例の事態となった。
 29日の東京電力ホールディングスは、東電福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出などが議論されそうだ。
 新型コロナウイルス流行下で迎える総会シーズンは2年目。来場者の抑制に努める企業も多く、三井住友信託銀行によると、総会をオンライン中継する企業は267社と昨年の2.7倍に上る見通しだ。 (C)時事通信社