【ニューヨーク時事】米東部ニューヨーク州のクオモ知事は15日、新型コロナウイルスワクチンを少なくとも1回接種した18歳以上の成人の割合が7割に達したと発表した。これを受け、オフィスや飲食店、小売店などに対する州の規制がすべて解除された。一方、疾病対策センター(CDC)の指針に従い、公共交通機関などのマスク着用義務は維持される。
 ニューヨーク州は一時検査の陽性率が48.16%に上り、世界の感染拡大の中心地になったが、現在は米国内で最も低い水準にまで陽性率は低下した。クオモ氏は記者会見で「重大な日」と強調、「私たちの知る生活に戻ることができる」と表明した。
 15日夜には、経済再開を祝うのと同時に医療関係者らに謝意を示すため、州各地で花火が打ち上げられるほか、エンパイア・ステート・ビルやナイアガラの滝など13の名所が青と金色にライトアップされる。
 解除されるのは、入場規制や社会的距離、体調確認、消毒、追跡のための利用客の連絡先入手といった義務で、今後は任意となる。学校や大型の屋内イベント会場、公共交通機関、医療施設についてはCDCの指針に基づく規制が続く。 (C)時事通信社