JR西日本は16日、大阪環状線などを走る一部列車の混雑状況を17日からリアルタイムで配信すると発表した。同社によると、関西では初のサービス。新型コロナウイルス禍で車内での感染を心配する声が高まる中、利用者がすいている列車や車両を選びやすくして混雑の緩和につなげたい考え。
 長谷川一明社長は16日に記者会見し、「乗車率の平準化につながれば」と新サービスに期待を寄せた。
 同社のアプリ「WESTER」上で、車両ごとの混雑状況を「乗車率25%未満」から「151%以上」までの7段階で表示する。車両状態を把握するために搭載している監視装置を活用し、車両の重量から乗客数を割り出す。アプリ上では車内温度や遅延状況、設備の情報も提供する。
 対象は大阪環状線やJRゆめ咲線を走る「323系」の列車22本。時間帯にもよるが、大阪環状線を走行する列車の約5割で利用できる。来春には神戸線や京都線での導入も計画している。 (C)時事通信社