東京都は17日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。出席した専門家は、都内の新規感染者数が下げ止まっているとして、「再拡大の危険性が高いと思われる」と分析。人の流れの抑制や感染防止対策のさらなる徹底が必要とした。
 都内の新規感染者数は7日間平均で376.3人。1週間前から横ばいだが、国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は「十分に下がりきらないまま、いまだ高い値で推移している」と指摘し、感染力の強い変異株などの影響で、急激な感染再拡大の恐れがあるとした。
 都内の主要繁華街の人出は、5月の大型連休後から5週連続で増加。東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は、感染者数の下げ止まりは人出の増加が影響したとの見解を示し、「リバウンドのリスクが高まっている」と説明した。
 小池百合子知事も会議後「ここで気を緩めるとリバウンドは早いというのが、これまでの経験だ」と危機感を示した。 (C)時事通信社