明星大(東京都日野市)経営学部2年の学生が17日、新型コロナウイルス感染防止で対面授業がなくなり、施設も利用できなかったなどとして、同大を設置する明星学苑に145万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁立川支部に起こした。代理人弁護士によると、大学の対面授業がなくなったことでの賠償請求訴訟は初とみられる。
 訴状によると、学生は2020年度の授業料や施設維持費などとして計約104万円を支払った。明星大は20年4月からオンライン授業に全面的に移行。年度後期には一部学部で対面授業が再開したが、経営学部はオンライン授業を継続した。
 学生側は「大学教育は学生同士や学生と教員間の対面交流が重要な要素」と主張。年度後期以降は文部科学省が対面授業の実施を求めており、大学側の対応は同省の要請にも反するとしている。支払った授業料などの半額程度に相当する55万円の損害が生じたほか、精神的損害が少なくとも90万円に上るとした。 (C)時事通信社