【台北時事】米国から台湾に無償提供された米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン250万回分が20日午後、台湾に到着した。ワクチン調達で苦戦している台湾には、日本からも124万回分の英アストラゼネカ製ワクチンが4日に届けられたばかり。地元テレビ局は日本の時と同様に、ワクチンを載せた航空機が空港に着陸する様子を生中継し、歓迎した。
 米国は当初、提供ワクチンを75万回分としていたが、対台湾交流窓口機関の米国在台協会(AIT)が19日に175万回分を上乗せすると表明した。中国がワクチン問題で台湾に介入する動きを活発化させていることや、蔡英文政権に対する野党の突き上げが続いていることを踏まえた措置とみられる。
 蔡総統は20日発表したビデオメッセージで、「自国も(新型コロナの)感染抑制のために努力している中で、台湾に救いの手を差し伸べてくれた」と述べ、日米両国に謝意を表した。 (C)時事通信社