菅義偉首相と黒田東彦日銀総裁は23日、首相官邸で会談した。黒田総裁は会談後、記者団に対し、17、18日の金融政策決定会合で決めた企業の資金繰り支援を柱とする日銀の新型コロナウイルス対応策の半年延長について、首相に説明したことを明らかにした。
 会談では、新型コロナ問題が長引く中、内外経済情勢や金融資本市場の動向などについても意見交換した。
 また黒田総裁は、日銀が気候変動問題に対応した投融資を促す新たな資金供給策を年内に導入することに関しても説明。首相は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロとすることを目指しており、政府との協調姿勢をアピールした格好だ。
 黒田総裁によると、首相からは金融政策運営などについて「特に注文はなかった」という。
 首相と黒田総裁は定期的に官邸で会談を行っており、今回は2月18日以来、約4カ月ぶりに開かれた。 (C)時事通信社