イスラエル保健省は25日、国内での新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、市民に屋内でのマスク着用を義務付ける措置を取った。規制は15日にいったん撤廃されていたが、感染力が強いデルタ株(インド型)の変異ウイルスへの警戒から、わずか10日で復活を余儀なくされた。
 保健省は、屋外でも大規模イベントの際などはマスクを着用するよう呼び掛けている。コロナ対策の責任者は「今のところ重症者の数は増えていないが、2、3週間後に多くなる(恐れがある)」と指摘し、強い警戒心を示した。
 イスラエルは世界最速のペースでワクチン導入を進めて感染拡大を抑え込み、市民の行動規制の段階的な解除を進めた。ところが今週に入り、ワクチン未接種の子供などの間で感染が拡大。24日に確認されたのは200人を上回り、1日当たり20人前後だった1週間前の10倍の水準に達した。 (C)時事通信社