日本専門医機構は本日(6月28日)、ウェブで記者会見を開き、来年度(2022年度)における臨床研究医コースの募集を今年9月ごろに開始することを明らかにした。また、今年度は同コース(定員40人)が定員割れを起こした事態を踏まえ、同機構理事長の寺本民生氏は「今後、臨床研究医コースを紹介する動画などを製作し、さらなる周知を図りたい」と述べた。(関連記事「専門医研修、臨床研究医コース募集へ」、「臨床研究医、初回応募者は定員割れの27人」)

採否決定後、他の専門研究プログラムにも応募可能なスケジュールで

 臨床研究医コースは、今年度から新設された専門研修プログラムの1つで、日本発の医学論文の質や量が他の先進国と比べ高いとはいえない現状に鑑み、将来にわたり医学研究者を育成することを目的としている。

 会見で寺本氏は「来年度の応募を今年9月ごろに開始する」と述べ、「もし採用されなかったとしても、年度内に他の専門研修プログラムに応募できるようなスケジュールを組む予定である」と説明した。

 なお、今年度における同コースの専攻医応募者が26人(27人中1人は辞退)にとどまり、定員(40人)に満たなかった点については、「認知度や臨床研究医の身分保障に関する説明が不足していたためではないか」と理由を推測。「臨床研究医コースの利点や意義、責任などを分かりやすく説明する動画を製作し、来月に日本専門医機構の公式サイトで公開するなどして、これまで以上に臨床研究医が周知されるよう努めていきたい」と強調した。

(陶山慎晃)