三重大病院の薬剤発注をめぐる汚職事件で、贈賄罪に問われた小野薬品工業(大阪市)社員2人の判決が29日、津地裁であった。四宮知彦裁判長は、中部営業部長だった山本裕介(48)、部下の宮田洋希(44)両被告にそれぞれ懲役8月、執行猶予3年(求刑は山本被告に懲役1年、宮田被告に懲役10月)を言い渡した。
 2人は起訴内容を認めていた。四宮裁判長は、両被告が自社の薬剤受注増につながるとの思惑で多額の賄賂を提供したとして、「公務の適正や社会の信頼を害した」と批判。収賄側と面会を重ねていた宮田被告の役割は欠かすことができず、2人の責任に差はないと判断した。 (C)時事通信社