【ニューヨーク時事】米バイオ医薬品企業モデルナは29日、インドで最初に見つかり、世界的に感染が広がっている新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」に対し、同社製ワクチンの接種により感染を阻止する「中和抗体」が作られることが実験で確認できたと発表した。従来株に比べると抗体の数値は低いという。
 実験では、同社製ワクチンを2回投与された臨床試験(治験)参加者8人の血液サンプルを使用。実験対象となった変異株全てに対し、中和抗体ができることが確認された。
 世界保健機関(WHO)が指定した「懸念される変異株」のうち、「アルファ株」(英国型)に対しては、抗体の値は従来株とほぼ同程度だった。一方、「ベータ株」(南アフリカ型)では従来株の約7分の1~8分の1、「デルタ株」は約2分の1、「ガンマ株」(ブラジル型)は約3分の1にとどまった。 (C)時事通信社