2020年度の国の税収が過去最高の60.8兆円程度に達することが30日、明らかになった。これまでは18年度の60.4兆円が最高で、2年ぶりに更新する。新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも企業業績が想定より悪化せず、法人税収が見積もりを上回った。
 国が昨年12月に示した20年度税収見通しの55.1兆円を5兆円超上回る。19年度実績の58.4兆円に比べても2兆円以上の大幅な増収だ。バブル期の1990年度の税収は60.1兆円だった。
 海外経済の回復に伴い、自動車などの製造業を中心に企業業績が底堅く推移した。また、19年10月に消費税率を8%から10%に引き上げた影響が通年で反映され、税収を押し上げた。
 21年度の税収については、57.4兆円にとどまると見込んでいる。 (C)時事通信社