沖縄県立中部病院(うるま市)は1日に記者会見し、新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生し、患者と職員の計51人が感染、17人が死亡したと発表した。病院側は、6月に会見を開こうとしたが、県から開催しないよう指示があったと説明。県側は「『公表を控えるべきだ』とは一切言っていない」と否定している。
 病院によると、5月12日から別の病気で入院していた患者のコロナ感染が判明。同月下旬には院内感染とみられる新規患者が多数発生したため、玉城和光院長が6月上旬、事実説明のための会見を同月11日に開く許可を県に複数回求めた。
 しかし、県から「会見は取りやめるようにという話があった」(玉城院長)ため、病院は10日、感染規模は記さずクラスターの発生だけを伝える発表文を出した。
 県の担当者は「『会見するなら県の幹部が出席する』とメールで送ったつもりが、『止められた』と受け取られてしまった。今後はコミュニケーションの在り方を改善したい」と釈明している。 (C)時事通信社