菅義偉首相は2日、18の太平洋島しょ国・地域との首脳会議「太平洋・島サミット」をオンライン形式で開催した。新型コロナウイルス感染症の影響で打撃を受けた経済の立て直しに向け支援を表明。中国の強引な進出を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」実現を呼び掛けた。ワクチン供与も約束する見通しだ。
 参加国はミクロネシア連邦やパプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドなど。首相は冒頭、「新型コロナによる社会・経済への影響、気候変動や自然災害の脅威、権威主義との競争など新たな挑戦に直面している今こそ、われわれの結束が求められている」と強調した。
 共同議長を務めるツバルのナタノ首相は、気候変動や防災に加え、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出も議題としたい考えを示した。 (C)時事通信社